ロサンゼルスにもオープン!amazonのリアル書店はやっぱり凄かった!!

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米Amazonが、同社のリアル書店「アマゾン・ブックス(amazon Books)」をロサンゼルス近郊にも出店することを発表しました。気になる出店場所ですが、あの大型ショッピングモール、ウエストフィールド・センチュリーシティSC内に約150坪でオープン予定とのことです。

Amazonは2015年11月、シアトル近郊にアマゾン・ブックス1号店をオープン後、2016年9月にサンディエゴ郊外に2号店、同年10月オレゴン州タイガード地区に3号店をオープンしています。今年2017年には2月にマサチューセッツ州デダム地区に4号店、3月にはシカゴ近郊のレイクビュー地区に5号店、4月にはマサチューセッツ州リンフィールド地区に6号店とかなりハイペースなオープン展開です。

また近い将来、北カリフォルニアのウォルナットクリーク地区のブロードウェイ・プラザSC、サンノゼ地区にあるサンタナロウSC、ニュージャージー州パラマス地区のウエストフィールド・ガーデンステートプラザSC、ニューヨーク・マンハッタンのショップス・アット・コロンバス・サークルSC、ワシントン州ベルビュー地区等にもオープンが予定されているとのことですので、米アマゾンではリアル書店も今後スタンダードとなっていくでしょう。

気になる店舗の中身はどんな感じなのでしょうか!?

100坪〜200坪となるアマゾン・ブックスは多くの点で通常の書店と異なっています。すべての書籍の表紙を正面に向けた陳列方法「面陳(面陳列)」「面展(面展示)」を採用し、セクション毎にカスタマーレビューや予約注文数、売上データなどを参考にしたキューレーション展開による分類も書店としては異質だと言われています。従来の書店と最も異なるのはカスタマーレビューはあるものの、プライスカードによる価格表示がされていないことです。これがどういうことかと言いますと、アマゾン・ブックスではアマゾンのオンライン価格と同一にしているのですが、オンラインのアマゾンはダイナミック・プライシングを採用していますので、需給状況に応じて価格が毎日のように変動しています。この場合、店頭で価格表示をするには電子値札でもないかぎり不可能です。その為、アマゾン・ブックスでは店内にあるスキャナーで本の裏表紙にあるバーコードをかざすことで価格表示されるようになっているのです。

また、スマートフォンのアマゾン・アプリにあるカメラ機能によるスキャニング撮影でも検索でき、価格が表示されるようになっています。アマゾン・アプリのカメラ機能はバーコードだけでなくOCR(光学式文字読み取り装置)としても使えます。さらに読み取った画像から書籍タイトルの文字を認識し、検索できるようにもなっているのです。

アマゾン・ブックスのいちばん際立った特徴に、決済がキャッシュレスということがあります。アマゾン・ブックスの決済方法はクレジットカードやデビットカードのみの支払いで、現金決済ができないようになっていますが、アプリから支払える決済機能を利用することができます。

この決済に関してはレジ近くに専用のPOPで「アプリからのお支払い」と案内しています。利用者がアマゾン・アプリのカメラ機能で、POPにあるQRコードを読み込むと利用者のアカウントにアクセスするQRコードが表示される仕組みです。それをレジ係りのスタッフにスキャニングさせることで、アマゾン・アカウントから支払いが可能となります。アマゾン・アカウントに登録しているクレジットカードで決済できる他、amazonギフトカード)の残高からも支払いが可能となります。利用者への配慮と共に店舗にとっても合理的な非常に優れたシステムですよね。

実店舗増加中のアマゾン・ブックスにも取り入れられたキューレーション効果

アメリカン流通コンサルタントの調べによりますと、販売数データによるベストセラー・ランキングとは別に、同社のキンドル書籍やオーディオブックのオーディブルのデータをもとにした新たな書籍ランキングを始めたようです。単に購入されるだけでなく、購入後に最も読まれた本の週間ランキング「アマゾン・チャート」です。

話題・人気になっているから、面白そうだから、役にたちそうだからなどで本を買って、そのまま机の上などに積んでいる状態になっている人も多いのではないかと思いますが、アマゾン・チャートは、読書途中と読書完了した読者数でランキングされているものです(オーディブルの場合は視聴途中と視聴完了した視聴者数)。キンドル書籍とオーディオブックに限りますが「売れている本が必ずしも広く読まれているわけではない」ことがわかる順位ですので購入の目安としてとても参考になりますね。

アマゾンではこういったキューレーションを上手く使っていますので、カテゴリーで分けた品揃えよりも個々の商品の売上が爆発的に伸びます。このようなアマゾンのキューレーションがリアル書店の「アマゾン・ブックス」でも生かされています。そのうちアマゾン・チャートを基にした「購入後に実際に読まれた本の年間ランキング」でのキューレーションもありそうですね。日本国内でもかなりのスピード出店で実店舗展開を導入してもらいたいものですね。