Apple Oneとは、アップルが提供しているサブスク(サブスクリプション)サービスの事です。
現状ある全てのアップル関連のサブスクを1つにパッケージしたお得なものとなっておりますので是非とも加入を検討してみる価値はアリです。
そんなApple Oneの具体的な内容や料金プラン・支払い方法や加入(解約)手順などについてもご紹介していきます。
Apple One加入で利用できるサブスクサービス
2020年の10月頃からサービス開始となった「Apple One」は、現在アップルが提供している全てのサブスクリプションサービスが1つにパッケージングされたものとなっています。
- Apple Music
- Apple TV+
- Apple Arcade
- iCloud
アップルユーザーであれば一度は耳にした事があるであろう以上の4つのサブスクがお得に利用できるという事が最大のメリットとなっています。
まずは基礎知識として各サブスクの内容を確認・おさらいしていきましょう。
Apple Music
アップルと言えば、音楽などのデジタルコンテンツのダウンロード販売を「itunes(ストア)」というオンライン上で行った先駆者的な企業であるというイメージを持っている方も多いでしょう。
まだCD購入が一般的であった時代から「itunesカード」という電子ギフト券を使って音楽をパソコンやスマホから気軽に手に入れられるという画期的なサービスを今もな行っております。
そして現代はそういったデジタル音楽データは買い切り型ではなくストリーミングにて楽しむ時代になってきています。
当然アップルもその流れに乗っており、「Apple Music」という独自のサービスを展開しております。
配信されている楽曲の多さや使いやすさ、おすすめ機能が高性能といった点は音楽に強いアップルの特徴とも言えるでしょう。
Apple TV+
アップルが独自に制作しているオリジナル動画作品を見放題で楽しめるストリーミングサービスが「Apple TV+」です。
お手持ちのiPhoneやiPad・Mac・テレビなどから好きなスタイルで視聴可能。
事前に作品をダウンロードしておけば、Wi-Fiなどのネット回線に繋げなくてもオフラインにて再生できます。
動画コンテンツのサブスクリプションサービスは様々な企業が提供していますが、それぞれ配信数に違いがある程度で大きな違いはありません。
そんな中でApple TV+はオリジナル作品が目白押しとなっているのでレア感があります。
有名映画やアニメなどはレンタルショップで借りて、他のサブスクでは見られない限定動画をApple TV+で観るというスタイルが最も広範囲に作品を楽しむスタイルの1つとも言えます。
Apple Arcade
iPhoneやMacなどでプレイする事ができる様々なオリジナルゲーム200以上のサブスクサービスです。
最近の無料スマホゲームなどは広告が入ったりして邪魔と感じる事も多々ありますが、Apple Arcadeではそのような余計な広告はなく純粋にゲームに集中できます。
新作は随時更新されていくので、いつまでも飽きる事がありません。
内容も非常にクオリティが高いものが多く、App Storeの人気作品なども収録されています。
・アスファルト8
・太鼓の達人 Pop Tap Beat
・Angry Birds Reloaded
・LEGO® Star Wars™ Battles
・など
ゲームコントローラーにも対応しているのでアクションやスポーツなどのジャンルのゲームでも快適に操作をする事ができます。
Apple Arcadeさえあれば貴方の人生の辞書に「暇」という文字は無くなります。
iCloudストレージ
Apple IDを持っている方には漏れなく無料のiCloudストレージが与えられますが、最大5GBまでとなっています。
容量が一杯になると、それ以降は以下のようなデータのクラウド保存およびバックアップができなくなります。
・写真
・ビデオ
・ファイル
・書籍
・アプリ
・電話帳
・メッセージ
・他
データによっては容量が大きいものがありますので、そういった場合はすぐに5GBに達してしまう方もいます。
大切なデータを守るためにも物理的なデータ保存だけでなく、クラウド内での管理は今や常識となりつつあります。
住んでいる家の中にモノが入りきらなくなったらレンタルルームを契約するように、データに関しても自分が取り扱っている容量に応じた大きさのクラウドを用意しましょう。
プランは「50GB」「200GB」「2TB」がありますが、Apple One加入者には50GB分(ファミリープランの場合は200GB)が与えられます。
Apple Oneの料金
Apple Oneの料金プランには「個人プラン」と「ファミリープラン」が用意されています。
個人プランは月額1,200円、ファミリープランは月額1,980円となります。
※年払いプランはありませんのでご注意。
ファミリープランは自分を含めて最大6人までサービスを共有できますので、そうすると一人当たりの実質料金は安くなる計算になります。
例:ファミリープラン料金1,980円÷6(共有した人数)=330円(1人あたりの実質負担額)
なお、初回の1か月間に関しては無料トライアルキャンペーンが実施されている場合があります。
Apple Oneの支払い方法
Apple Oneに限らず、アップルのサブスクサービスの支払いに利用できるのは以下のようなものがあります。
・クレジットカード
・デビットカード
・プリペイドカード
・携帯キャリア決済
・アップルギフトカード(残高払い)
支払いは、サブスクサービスの更新日に自動的に行われるので事前にiPhoneなどから「支払い設定」を行う必要があります。
①「設定」アプリ
↓
②「Apple ID」
↓
③「お支払いと配送先」
↓
④「カード」もしくは「キャリア決済」を設定して「完了」
アップルギフトカードを支払いに使う場合はApp Storeアプリやitunesアプリなどからコードを登録して残高にチャージします。
※クレジットカードやキャリア決済を支払い方法に設定している場合でも、Apple IDアカウントにアップルギフトカード残高がある場合はそちらが優先して使用されます。
Apple Oneの加入・解約方法
Apple Oneの加入および解約の手順は殆ど同じ工程にて行います。
iPhoneから簡単に行えますので確認していきましょう。
①「設定」アプリを起動
②「Apple ID」をタップ
③「サブスクリプション」をタップ
④「Apple one」の項目から「今すぐ開始」
⑤「無料トライアルを開始」をタップ
後は案内に従って登録を完了すればOKです。
Apple Oneを解約する場合は上記の「①~③」まで進んだ後、「Apple One」を選択し「Apple Oneをキャンセル」をタップすれば解約となります。
1か月間の無料トライアル期間内に解約手続きをした場合は利用料金は一切かかりません。
Appleのサブスクに既に加入している場合は?
既にアップルの各サブスクリプションに加入している状態でApple Oneに加入した際に二重請求になるのでは?と心配な方もいるでしょう。
Apple Music、Apple TV+、Apple Arcadeに関しては既に利用している状態であっても自動的に解約となり、Apple One内での利用に切り替わりますので特別な手続きは必要ありません。
ただし、iCloudの有料ストレージを利用している場合は「加入しているGB容量」と「Apple Oneで貰える容量」が合わさる形となります。
なので例えば既に200GBのプランに加入している方がApple Oneの個人プランに加入した場合は「200GB」+「50GB」=「250GB」のストレージを保有する事となります。
そんなに必要ない(Apple Oneで与えられる50GBで充分)という方は別途200GBのプランは解約してしまいましょう。
解約したストレージプランの支払い金額は日割り計算で後ほど払い戻しがされます。
Apple Oneのサブスクサービスの内容まとめ
Apple Oneは、アップルが提供している4つ全てのサブスクリプションサービスをまとめて契約する事ができるものです。
それぞれ個別に契約するよりも料金的にもお得となっていますし、1カ月の無料トライアルもありますので気軽に試してみると良いでしょう。
とは言っても全てのサブスクを毎月使いこなせるか心配…という人もいると思いますが、4つのうち「Apple Music」と「それ以外の1つ」の計2つのサブスクを最低でも利用すれば個別に加入するよりもオトクとなります。
Apple Musicは最も人気のある音楽サービスですし、例えばiCloudはデータを保管(バックアップ)しているだけで利用している事になります。
なのでApple TV+とApple Arcadeに関しては一カ月に利用しない月があったとしても損をするという事にはならないのです。